令和5年度 茨城県西部メディカルセンター 病院情報の公表

病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)

医療の質指標

  1. リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率
  2. 血液培養2セット実施率
  3. 広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 184 65 69 46 111 216 370 832 754 343
退院患者数を年齢階級別(10歳刻み)で示しております。
60歳以上の入院が非常に多くなる傾向にあり、その割合は令和5年度の当院退院患者2,990名の76.9%を占めています。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 78 20.27 13.52 16.67 79.37
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 56 29.23 20.6 33.93 86.82
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし他の病院・診療所の病棟からの転院以外 54 23.43 17.38 18.52 86.02
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 40 9.60 8.75 2.50 75.93
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 34 7.88 5.64 2.94 68.47
当院の内科入院診療は、肺炎、腎盂腎炎、胆嚢炎、敗血症をはじめとする各種感染症、消化管出血や急性腹症、心不全、呼吸不全、腎不全の急性増悪、糖尿病性昏睡等、インテンシブな全身管理を含む幅広い分野に及びます。
令和5年度は尿路感染症が最も多く、誤嚥性肺炎、心不全と続きます。在院日数が長期化しやすい高齢者が多い傾向にあります。
総合性と専門性とを融合させ、内科全般にわたる診療をしております。
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160800xx01xxxx 股関節・大腿近位の骨折 人工骨頭挿入術 肩、股等 100 25.42 25.50 58.00 81.55
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 59 25.37 19.55 8.47 65.17
160690xx99xxxx 胸椎、腰椎以下骨折損傷(胸・腰髄損傷を含む。) 手術なし 56 25.79 19.34 42.86 79.29
160980xx99x0xx 骨盤損傷 手術なし 手術・処置等2なし 29 22.59 19.27 41.38 80.59
160760xx97xx0x 前腕の骨折 手術あり 定義副傷病なし 24 5.08 4.76 4.17 54.54
令和5年度の整形外科は、手術を伴う股関節・大腿近位の骨折の症例が最も多くなっております。
運動器(骨・関節・筋肉・腱・靭帯・神経など)の疾患全般に対し、地域の医療機関と連携して病態に応じた治療を提供します。特に、脊椎疾患(頚椎症性脊髄症・腰部脊柱管狭窄症などの除圧、固定手術)や関節疾患(変形性股関節症・変形性膝関節症に対する人工関節手術)、骨粗鬆症の治療及び同疾患に伴う骨折に対する手術、関節リウマチに伴う関節疾患や脊椎疾患の手術等の治療を行います。なお、重症例は高度医療機関に委ねます。
整形外科的なリハビリテーションが必要な患者の治療方針を定め、地域連携パスなどで他施設と密に連携をとり、適切なリハビリテーションが実施できるよう調整します。
外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 54 3.28 4.55 0.00 68.19
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 28 6.43 6.87 0.00 63.39
060210xx99000x ヘルニアの記載のない腸閉塞 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 26 9.31 8.95 0.00 75.46
060330xx02xxxx 胆嚢疾患(胆嚢結石など) 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 17 4.76 5.98 0.00 67.88
050180xx02xxxx 静脈・リンパ管疾患 下肢静脈瘤手術等 16 2.00 2.61 0.00 65.19
外科では、茨城県西部メディカルセンターが掲げる二人主治医制(開業医/当院)が機能し、他科との連携のもと、地域内で診断から治療、術後のフォローアップまで行える病院であることを目指しております。
令和5年度、外科で最も多かったのは鼠経ヘルニア手術の症例で、全国と比較しても短い在院日数となっています。
良性疾患に対しては、急性虫垂炎、急性胆のう炎、消化管穿孔、腸閉塞などの急性疾患に対応します。
胃や大腸などの消化管から肝胆膵の腹部臓器まで、癌に関して幅広く対応しています。
眼科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障、水晶体の疾患 手術あり片眼 289 2 2.54 0.00 76.34
020200xx9710xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし - - 5.67 - -
020200xx9700xx 黄斑、後極変性 手術あり 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし - - 5.71 - -
眼科の主たる入院症例は手術を目的とした白内障症例であり、1泊2日の入院手術にて対応しております。
緑内障、糖尿病網膜症、加齢黄斑変性症、翼状片など幅広く対応しておりますが、より特殊性、専門性、緊急性を伴った病態に関しては、高次医療機関と連携をとり、適宜ご紹介します。

※患者数が10件未満のDPCコードは、「DPCコード」「DPC名称」「平均在院日数(全国)」を表示し、それ以外の項目は「-(ハイフン)」を表示しております。
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080270xxxx1xxx 食物アレルギー 手術・処置等1あり 65 1.02 2.12 0.00 3.28
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 26 5.73 5.96 3.85 1.92
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 19 7.21 6.37 0.00 3.53
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 11 5.00 5.86 0.00 5.45
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 10 6.40 5.62 0.00 2.00
当院は筑西・下妻医療圏唯一の小児科入院施設を有しています。入院診療を行う疾患としては呼吸器感染症、胃腸炎、気管支喘息の急性増悪などの感染症を中心とした急性疾患が大部分を占めますが、川崎病や糖尿病の教育入院、食物アレルギー患者さんの負荷試験にも対応しています。積極的に紹介患者を受け入れ、状態が安定した場合には逆紹介いたします。
令和5年度は食物アレルギー負荷試験の入院が最も多く、呼吸器感染症、気管支喘息の症例も多くなっています。
形成外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂 手術あり 手術・処置等2なし 10 2.10 2.82 0.00 77.20
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし - - 12.88 - -
070010xx970xxx 骨軟部の良性腫瘍(脊椎脊髄を除く。) その他の手術あり 手術・処置等1なし - - 4.28 - -
160580xxxxx00x 腹壁損傷 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 7.94 - -
020320xx97xxxx 眼瞼、涙器、眼窩の疾患 手術あり - - 3.17 - -
令和5年度の形成外科は、眼瞼下垂の手術症例が最も多くなっています。
紹介患者(粉瘤、ほくろなどの腫瘍、陥入爪、傷跡、熱傷瘢痕、加齢に伴う眼瞼下垂など)を積極的に受け入れ、加療いたします。虚血性、糖尿病性足潰瘍、保存的加療から大切断まで行っております。皮膚・皮下、軟部組織膿瘍等、緊急手術が必要な場合も対応いたします。

※患者数が10件未満のDPCコードは、「DPCコード」「DPC名称」「平均在院日数(全国)」を表示し、それ以外の項目は「-(ハイフン)」を表示しております。
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし 12 12.67 12.88 0.00 73.25
080250xx99x1xx 褥瘡潰瘍 手術なし 手術・処置等2あり - - 32.38 - -
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし - - 13.52 - -
161060xx99x0xx 詳細不明の損傷等 手術なし 手術・処置等2なし - - 2.86 - -
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし - - 5.64 - -
令和5年度の皮膚科は、膿皮症の症例が最も多くなっております。

※患者数が10件未満のDPCコードは、「DPCコード」「DPC名称」「平均在院日数(全国)」を表示し、それ以外の項目は「-(ハイフン)」を表示しております。
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030350xxxxxxxx 慢性副鼻腔炎 - - 6.02 - -
030428xxxxxxxx 突発性難聴 - - 8.55 - -
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし - - 5.51 - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 4.73 - -
030440xx01xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術 - - 6.76 - -
令和5年度の耳鼻咽喉科は、慢性副鼻腔炎、突発性難聴などの症例となっております。

※患者数が10件未満のDPCコードは、「DPCコード」「DPC名称」「平均在院日数(全国)」を表示し、それ以外の項目は「-(ハイフン)」を表示しております。
救急医学科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 11 9.09 9.17 36.36 58.91
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし - - 20.6 - -
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし - - 4.73 - -
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 5.97 - -
160400xx99x0xx 胸郭・横隔膜損傷 手術なし 手術・処置等2なし - - 9.36 - -
令和5年度の救急医学科では、手術を伴わない気胸の症例が最も多くなっております。以下、誤嚥性肺炎、前庭機能障害などの症例です。
院内各科とが協力し合い、救急担当医師が救急患者の初療を担当し、入院、手術等が必要であれば院内各科が担当するというER方式も取り入れ、病院全体で救急患者を診療する体制を作ります。通常は一般病棟に、重症患者はHCUに入室していただき各科が管理します。

※患者数が10件未満のDPCコードは、「DPCコード」「DPC名称」「平均在院日数(全国)」を表示し、それ以外の項目は「-(ハイフン)」を表示しております。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 - - 11 12 - - 1 8
大腸癌 - 10 22 13 13 - 1 8
乳癌 - - - - - - 1 8
肺癌 - - - - - - 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
UICC TNM分類とは、UICC(国際対がん連合)が採用している悪性腫瘍の病期分類です。
癌の5大癌と呼ばれている、胃癌、大腸癌、乳癌、肺癌、肝癌の患者の人数を初発のUICC病期(ステージ)分類別、及び再発に分けて集計しています。
当院では、大腸癌、胃癌の順に多くなっています。令和5年度も初発例が多い傾向にあり自院での手術、必要に応じて高度医療機関への紹介も行っています。

※各癌における病期(Stage)別の患者数が10件未満の場合は、「-(ハイフン)」を表示しております。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 14 14.07 51.28
中等症 89 22.25 79.82
重症 23 29.65 87.56
超重症 10 28.60 88.30
不明 - - -
上記の重症度の成人市中肺炎治療ガイドラインによる重症度分類システム(A-DROPスコア)を用いています。
成人市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことを指し、食べ物の誤嚥による肺炎やインフルエンザなどのウイルスによる肺炎はこの中に含まれません。
当院では、中等症が最も多く、平均年齢が高くなるにつれ重症度も上がっています。例年、高齢者が多い傾向にあり令和5年度も同様です。

※各重症度における患者数が10件未満の場合は、全ての項目について「-(ハイフン)」を表示しております。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
- 30 28.03 79.83 50.00
当院では、脳神経外科医が常駐していないため症例数は少なくなっています。
筑波大学附属病院脳卒中科などの包括的脳卒中センターと連携し、脳梗塞の診断、治療を行います。
脳梗塞は、高齢者に多く発症する傾向にあります。当院でも平均年齢は約80歳です。
令和5年度は、全体の半数が転院となっています。

※発症日から「3日以内」「その他」の片方が10件未満で、「3日以内」と「その他」を合計して10件以上になる場合、集計定義に基づき、発症日を分けずに合計した数値を表示しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術 肩、股、膝 84 2.23 21.58 14.29 67.38
K0461 骨折観血的手術 肩甲骨、上腕、大腿 54 1.54 21.41 57.41 79.96
K0811 人工骨頭挿入術 肩、股 47 2.74 22.38 57.45 81.89
K0462 骨折観血的手術 前腕、下腿、手舟状骨 34 3.03 8.00 14.71 65.97
K1422 脊椎固定術、椎弓切除術、椎弓形成術(多椎間又は多椎弓の場合を含む。) 後方又は後側方固定 25 5.56 27.96 40.00 76.72
整形外科では、人工関節手術、骨折観血的手術、人工骨頭挿入術、脊椎疾患の手術が積極的に行われております。

特に、人工股関節全置換術が年々増加しています。3Dテンプレートという術前計画を立てるシステムを利用しています。術前に撮影されたCT画像から、専用ソフトを用いて、術前計画を詳細に行っています。高度変形例や再置換術など難易度が高い手術でも、良好な術後経過を得ています。
筑西市は65歳以上の高齢者数が全国の平均高齢者数比率を大きく上回っており、骨粗鬆症性椎体骨折の症例も年々増加しています。骨粗鬆症性椎体骨折に対しても、外来加療から入院手術加療までニーズに応じた加療を提供いたします。
眼科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術 眼内レンズを挿入する場合 その他のもの 289 0.00 1.00 0.00 76.34
K2801 硝子体茎顕微鏡下離断術 網膜付着組織を含むもの - - - - -
白内障の入院手術は1泊2日にて対応しております。イメージガイドシステムを備えた手術顕微鏡や最上位機種の白内障手術装置を完備し、安全性の高い効率的な白内障手術を実施しております。

※患者数が10件未満のKコードは、「Kコード」「名称」を表示し、それ以外の項目は「-(ハイフン)」を表示しております。
外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 47 1.30 4.36 0.00 64.77
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 39 0.97 1.18 0.00 65.67
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 15 0.00 1.00 0.00 65.07
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 15 1.40 1.20 0.00 74.73
K718-21 腹腔鏡下虫垂切除術 虫垂周囲膿瘍を伴わないもの 10 0.40 2.90 0.00 36.90
急性虫垂炎、急性胆のう炎、消化管穿孔、腸閉塞などの急性疾患に対して、緊急手術を要する場合にも腹腔鏡手術を第一選択としています。鼠径ヘルニアに対しては病態に応じて適切な術式を選択し、短期入院での治療を行っております。
令和5年度は腹腔鏡を用いた胆嚢摘出術、鼠径ヘルニア手術(両側)が多くなっています。
内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 26 2.31 12.15 3.85 80.46
K6871 内視鏡的乳頭切開術 乳頭括約筋切開のみのもの 20 1.00 7.15 0.00 74.10
K6121イ 末梢動静脈瘻造設術 内シャント造設術 単純なもの 16 9.81 12.25 6.25 74.69
K654 内視鏡的消化管止血術 16 2.94 18.00 12.5 78.19
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 13 3.54 7.31 7.69 71.38
消化器領域において、各種の内視鏡検査及び内視鏡治療を実施しています。
内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)並びに総胆管結石に対する内視鏡的採石術、内視鏡的経鼻胆管・膵管ドレナージ及びステント留置術を行います。早期大腸癌に対して内視鏡的粘膜切除術(EMR)を施行します。
令和5年度は内視鏡的胆道ステント留置術の症例が最も多くなっています。
また、腎臓内科領域においては、腎機能が低下し血液透析が必要になったときに行われる末梢動静脈瘻造設術(内シャント造設術)も実施しています。
形成外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術 眼瞼挙筋前転法 - - - - -
K2193 眼瞼下垂症手術 その他のもの - - - - -
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2cm未満 - - - - -
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3cm未満 - - - - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6cm以上12cm未満 - - - - -
形成外科の手術は眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法、その他のもの)、皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部、露出部以外)が実施されています。

※患者数が10件未満のKコードは、「Kコード」「名称」を表示し、それ以外の項目は「-(ハイフン)」を表示しております。
皮膚科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0021 デブリードマン 100c㎡未満 - - - - -
K0022 デブリードマン 100c㎡以上3,000c㎡未満 - - - - -
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部) 長径2cm未満 - - - - -
K0061 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径3cm未満 - - - - -
K0063 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部以外) 長径6cm以上12cm未満 - - - - -
皮膚科の手術はデブリードマン、皮膚皮下腫瘍摘出術が実施されています。

※患者数が10件未満のKコードは、「Kコード」「名称」を表示し、それ以外の項目は「-(ハイフン)」を表示しております。
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3192 鼓室形成手術 耳小骨再建術 - - - - -
K340 鼻茸摘出術 - - - - -
K340-6 内視鏡下鼻・副鼻腔手術Ⅳ型(汎副鼻腔手術) - - - - -
K309 鼓膜(排液、換気)チューブ挿入術 - - - - -
K331 鼻腔粘膜焼灼術 - - - - -
耳鼻咽喉科の手術は、鼓室形成手術 耳小骨再建術、鼻茸摘出術などが実施されています。

※患者数が10件未満のKコードは、「Kコード」「名称」を表示し、それ以外の項目は「-(ハイフン)」を表示しております。
救急医学科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K635 胸水・腹水濾過濃縮再静注法 - - - - -
救急医学科では、胸水・腹水濾過濃縮再静注法が実施されています。

※患者数が10件未満のKコードは、「Kコード」「名称」を表示し、それ以外の項目は「-(ハイフン)」を表示しております。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる - -
180010 敗血症 同一 12 0.40
異なる 10 0.33
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 15 0.50
異なる - -
播種性血管内凝固症候群(DIC)とは、様々な重症の原疾患の急激な悪化により、血栓による臓器不全とともに過度の出血の増加をきたした状態をいいます。
また、敗血症とは感染に起因し全身に炎症性反応をきたした状態をいいます。
それぞれの疾患が入院のきっかけ(入院した病名)となったものは、「同一」、何らかの影響で入院後に発症した場合(入院した病名ではない等)には「異なる」として表示されております。

※症例数が10未満の場合は、症例数とその発生率で「-(ハイフン)」を表示しております。
リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード
肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
404 374 92.57
周術期の肺血栓塞栓症の予防行為の実施は、発生率を下げることにつながります。
◆病院情報の公表定義に従い、抽出しています。
○分母:肺血栓塞栓症のリスクレベル「中」以上の手術リストに該当する患者(別表1【「病院情報の公表」に関する資料】)
○分子:分母のうち、肺血栓塞栓症の予防対策が実施された退院患者数(肺血栓塞栓症予防管理料、抗凝固薬剤リスト別表2.3【「病院情報の公表」に関する資料】のいずれかに該当する患者)
血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード
血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1,243 1,160 93.32
広域抗菌薬を使用する際、投与開始時に血液培養検査を行うことは、望ましいプラクティスとなります。また、血液培養は1セットのみの場合の偽陽性による過剰治療を防ぐため、2セット以上行うことが推奨されています。
◆病院情報の公表定義に従い、抽出しています。
○分母:血液培養オーダー日数
○分子:血液培養オーダーが1日に2件以上ある日数
当院の実施率は90%を超えています。
広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード
広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
368 341 92.66
近年、多剤耐性アシネトバクター属菌や、幅広い菌種に効果を有するカルバペネム系抗菌薬に耐性のある腸内細菌科細菌など、新たな抗菌薬耐性菌(以下、耐性菌)が出現し、難治症例が増加していることが世界的な問題となっています。不適切な抗菌薬の使用は、耐性菌の発生や蔓延の原因になることから、各医療機関において抗菌薬適正使用支援チーム(Antimicrobial Stewardship Team:AST)を組織するなど、抗菌薬適正使用を推進する取り組みが求められます。抗菌薬適正使用の鍵を握るのは正確な微生物学的診断であり、抗菌薬投与前の適切な検体採取と培養検査が必要です。
◆病院情報の公表定義に従い、抽出しています。
○分母:広域抗菌薬投与を開始した入院患者数
○分子:分母のうち投与開始初日までに培養検査を実施した数
当院の実施率は90%を超えています。
更新履歴
2024.9.30
令和5年度 茨城県西部メディカルセンター 病院指標、医療の質指標を公開しました。