2019年12月1日(日)、災害拠点病院として、災害時における防災活動の円滑化と筑西・下妻保健医療圏相互の協力体制を強化し、あわせて防災に関する理解と意識の高揚を図ることを目的として、真壁医師会・近隣二次病院・筑西市・筑西広域消防本部・筑西保健所等、多くの関係機関にご参加いただき、茨城県西部メディカルセンター防災訓練を実施しました。
<訓練内容>
⑴震度6弱の地震発生
⑵病院初動対応
⑶病院災害対策本部設置訓練
⑷合同調整本部設置訓練
⑸医療体制確立訓練
⑹多数傷病者訓練
⑺広域災害救急医療情報システムEMIS訓練
⑻重度傷病者搬送訓練等
2018年10月に開院して以来、初の大規模な訓練となりました。机上ではなく、実際に動くことで様々な課題も見えてきましたので、
災害拠点病院として今後の防災活動に生かしてまいります。
◆病院災害対策本部設置訓練
【訓練シナリオ】
・筑西市を震源とするマグニチュード6.9の地震が発生。
・院内は地震による損傷はなく安全と判断し防災対策マニュアルに基づき、講堂に災害対策本部を設置し初動対応(訓練)を実施する。
◆多数傷病者訓練
【訓練シナリオ】
・筑西市巡回バスは筑波街道大塚付近を運行中、地震発生により乗客がパニックとなり、車内において将棋倒しが発生。さらにマイクロバスと衝突し多数の傷病者が発生した。
・西部メディカルセンタードクターカーは、消防からの要請によりチームを編成し、消防と協力し活動にあたる。
〇現場救護所
○ドクターカーチームによる医療活動
〇現場救護所から西部メディカルセンターに緊急度に応じ救急搬送
〇病院トリアージポストの訓練
〇緊急治療群 赤(重症)エリアの訓練
〇非緊急治療群 黄(中等症)エリアの訓練
〇真壁医師会活動 緑(軽症者)エリアの訓練
【訓練シナリオ】
・真壁医師会筑西支部長は、筑西支部会員に医師会のマニュアルにある参集指定病院である西部メディカルセンターへ参集を指示。
・参集後、西部メディカルセンターのエアテントで活動を開始し、トリアージされた軽症患者の対応にあたる。