基本方針
これまで、筑西市、結城市、桜川市では二次救急輪番制を取るなどして、救急車搬送に対応してきました。しかし、中核となる病院が少ないため、多くの救急患者が筑西広域消防管外の病院に搬送されていました。平成29年度の筑西広域消防の救急搬送状況を見ると、搬送された7,818人中、管内収容は4,568人(57%)であり、3,250人は管外への搬送でした。
茨城県西部メディカルセンターでは、救急科を設け、重症患者を中心に入院が必要となる二次救急患者と、急性心筋梗塞、手術が必要な脳血管疾患、多発外傷、重度の熱傷などを除く、重症心不全、肺炎など、より重症な救急患者も受け入れていきます。夜間休日の緊急手術についても、開院当初は対応困難な場合が多いと思われますが、順次対応できるよう努力いたします。
また、夜間休日は重症度がより軽い急患についても、筑西市民病院、県西総合病院にかかりつけの患者や周辺医療機関での受け入れが困難な患者については、できるだけ対応していきます。また、地域の医療機関、医師会の先生方、行政とも協力し、地域住民がなるべくこの地域内の医療機関で受診できる体制を作っていくよう努力します。
受診された患者については、救急科と院内各科とが協力し合い、救急担当医師が救急患者の初療を担当し、入院、手術等が必要であれば院内各科が担当するというER方式も取り入れ、救急科のスタッフだけでなく、病院全体で救急患者を診療する体制を作ります。入院の場合、通常は各病棟に、重症患者はHCUに入室していただき各科が管理します。
これからの地域の救急医療活動には不可欠といえるメディカルコントロール(MC)体制を強化し、プレホスピタルケアを充実させていくため、筑西広域消防、地域内の救急告示病院と緊密な連携を取り、救急救命士活動のオンラインコントロール、プロトコル作成、教育、事後検証などの活動を充実させていきます。
近年、自然災害等が頻発し激甚化の傾向も認められます。茨城県西部メディカルセンターは屋上ヘリポートや自家発電・井水利用装置等を備え、免振構造を有する大災害にも対応可能な災害拠点病院として、災害時の患者受け入れや、DMAT(災害派遣医療チーム)の充実などの体制を整備します。災害時には医師会と密接に連携して活動ができるよう、マニュアル等の整備や定期的な訓練を行います。
スタッフ
診療科長
氏名 |
山下 圭輔 |
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役職 |
病院長補佐兼部長 |
専門分野 |
消化器外科、肝膵外科、体幹部外傷外科、腹部外傷の診断と治療、 |
専門医 |
日本外科学会外科専門医 |
医員
氏名 |
大窪 勝一朗 |
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役職 |
部長兼内科部長 |
専門分野 |
一般内科 |
専門医 |
ICT |
氏名 |
平岡 友二 |
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役職 |
医長兼内科医長(自治医科大学教員) |
専門分野 | 消化器内科 |
専門医 |
日本内科学会認定内科医 |
救急外来・夜間受付
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