内科

診療科について

外来診療は、紹介患者を主体に診療を行い、診断、治療方針が決定した後は紹介元に逆紹介します。
入院診療は、肺炎、腎盂腎炎、胆嚢炎、敗血症をはじめとする各種感染症、消化管出血や急性腹症、心不全、呼吸不全、腎不全の急性増悪、糖尿病性昏睡等、インテンシブな全身管理を含む幅広い分野に及びます。
地域医療機関と連携し、各種の地域連携パスを構築し、運用します。

総合性と専門性との融合

総合性と専門性とを融合させ、内科全般にわたる幅広い診療をいたします。

多数の疾患を有する患者の診療方針を立てます。

不明熱等の診断困難患者を積極的に受け入れ、診断を確定し、治療を行います。

COVID-19流行に際しては、当院内科の特徴である総合性と専門性の融合の結果、当院内科医師が専門領域を越えて多数のCOVID-19患者の治療を担当することができ、医療資源の少ない当医療圏における医療の維持に貢献できたと自負しております。

当院内科の今後の進むべき方向性

専門性を高める

今後の当院の役割として医学生・地域枠を含めた臨床研修医の教育を担うことがあります。そのため専門医の比重を高め、指導・教育体制の充実を図る必要があります。

一方当医療圏は独居、高齢ご夫婦のみ、施設入所中の方を含めた高齢者の方が多数居住されております。多数の疾患を持つ患者さんを社会的な要因を含め治療を行っていくためには、全人的に患者さんを診察・加療していく必要があります。そのような人材の育成が必要となります。

このホームページをご覧の方に

当院内科医師の出身医局は筑波大学、自治医科大学、日本医科大学、信州大、卒業大学はさらに秋田大学、島根医科大と多岐にわたっております。卒業大学及び出身医局や学位及び専門医取得の有無を前提としてはおりません。

当院内科で必要とされる医師は医療人として十分な診療を行えるとともに患者さんや患者家族、医療スタッフとより良いコミュニケーションを取れる方です。そのような方と共に働けることを望んでいます。

文章作成者が若年の頃は大学病院等で専門的な研修を終了後には地域の病院に赴任し、専門外のことを新たに学びながらその地域の患者さんの診療にあたることが一般的でした。皆様の中で同じ思いを抱いてくださる方にお会いできればと考えております。

消化器領域

  • 急性腹症や消化管出血等の救急患者並びに各種消化器疾患の診断・治療をいたします。
  • 慢性肝炎に対する抗ウィルス療法を行います。
  • 各種の内視鏡検査及び内視鏡治療を実施します。早期大腸癌に対して内視鏡的粘膜切除術(EMR)を施行します。内視鏡的逆行性胆管膵管造影(ERCP)並びに総胆管結石に対する内視鏡的採石術、内視鏡的経鼻胆管・膵管ドレナージ及びステント留置術を行います。

循環器領域

  • 急性及び慢性心不全の診療に注力し、地域の心不全治療のセンター的役割を担っていきます。不整脈診療も合わせて行います。なお、アブレーション治療が必要と判断された場合には、医療チームを有する高度医療機関に紹介し施行していただきます。
  • 胸痛患者のトリアージを行います。急性心筋梗塞(疑)と診断されたならば、再灌流療法を行っている高度医療機関に治療を依頼します。狭心症に関しては、治療を行いますが、冠動脈造影検査が必要な場合には紹介します。

なお、救急車対応については、現場で救急救命士がトリアージを行い、急性心筋梗塞が疑われる場合には、高度医療機関に速やかに搬送することとします(基本的な合意は得られています)。

腎臓領域

  • 透析は、合併症を有する透析患者に重点的に取り組み、30床にて運営します
  • タンパク尿、血尿に対する症例に対して、経皮的腎生検を施行し、診断を確定させるとともに、治療を行う方向とします。

呼吸器領域

  • 肺炎、気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)の診断・治療をいたします。
  • 肺癌の診断、高度医療機関と連携した治療を行います。
  • 気胸、膿胸に対する胸腔ドレナージ療法をいたします。
  • 呼吸不全に対して、気管チューブやマスクを使った人工呼吸管理を実施します。
  • 睡眠時無呼吸の診断・治療を行います。
  • 禁煙外来をできるだけ早い時期に開設する予定です。開設時には、お知らせいたします。

脳神経領域

  • 脳卒中(脳血管障害)の診断を行います。脳梗塞については、高度医療機関(包括的脳卒中センター)と連携し、急性期に対応していきます。脳出血については、協和中央病院や高度医療機関と連携を図り、脳外科による血腫除去術が必要と判断された際には転院治療とします。小出血の場合には、当科にて血圧のコントロール及び脳浮腫対策を行うとともに、リハビリに取組みます。クモ膜下出血については、迅速に脳外科へ紹介し、転院治療といたします。
  • アルツハイマー病やその他の認知症ならびにパーキンソン病等の神経変性疾患についてはパスを作成し、精査(短期の入院を含む)を行い、迅速に診断し治療方針を立てます。

内分泌・代謝領域

  • 糖尿病を良好なレベルにコントロールし、腎症・網膜症・神経障害などの合併症の発症や進展を防止します。糖尿病患者の教育入院もいたします。
  • 下垂体・副腎・甲状腺疾患等の内分泌疾患の診断・治療を行います。

アレルギー・リウマチ領域

  • 関節リウマチ、膠原病の診断・治療を高度医療機関と連携して行います。関節リウマチについては、生物学的製剤治療もいたします。

血液領域

  • 貧血をはじめ各種の血球異常、出血傾向、血栓性疾患やリンパ節腫脹に関する診断を行います。造血器腫瘍や悪性リンパ腫が疑われる時には、高度医療機関に紹介いたします。
  • 腰痛やタンパク分画異常等がある場合には、多発性骨髄腫の鑑別を行います。

スタッフ

診療科長

岩渕聡

氏名

岩渕 聡

役職

副病院長兼統括診療部長兼部長

専門分野

腎臓病、人工透析(血液透析)

専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本透析医学会透析専門医

副診療科長

寺田真2

氏名

寺田 真

役職

部長(筑波大学教員)

専門分野

神経内科、老年医学

専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本内科学会総合内科専門医・指導医
  • 日本神経学会認定神経内科専門医・指導医
  • 日本認知症学会認知症専門医・指導医
  • 日本老年医学会老年科専門医

医員

梶井英治

氏名

梶井 英治

役職

病院長

専門分野

内科、血液内科、遺伝学、総合診療、地域医療学

専門医
  • 日本血液学会認定血液専門医・指導医
  • 日本輸血・細胞治療学会認定医
  • 日本内科学会認定内科医

田邉義博

氏名

田邉 義博

役職

病院長補佐

専門分野

一般内科、血液内科(貧血の診断と治療など)、消化器内科

専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本血液学会認定血液専門医
  • 日本消化器病学会消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
  • 茨城県糖尿病登録医
  • ACLSプロバイダー

大窪勝一朗

氏名

大窪 勝一朗

役職

部長兼救急科部長

専門分野

一般内科

専門医
  • ICT
  • 日本DMAT隊員

小松憲一

氏名

小松 憲一

役職

部長(自治医科大学教員)

専門分野

地域医療、総合診療、プライマリケア

専門医

 


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氏名

藤田 亜紀子

役職

医長

専門分野

腎臓病、人工透析(血液透析)

専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本透析医学会透析専門医
  • 日本腎臓学会腎臓専門医
  • 日本腎臓学会認定指導医

平岡友二

氏名

平岡 友二

役職

医長兼救急科医長

専門分野

消化器内科

専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本消化器内視鏡学会消化器内視鏡専門医
  • 日本消化器病学会消化器病専門医
  • 日本内科学会内科指導医
  • 日本医師会認定産業医

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氏名

佐久間 亜季

役職

医長

専門分野

腎臓病、人工透析(血液透析)

専門医
  • 日本内科学会総合内科専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本腎臓学会腎臓専門医

水野裕之

氏名

水野 裕之

役職

医長

専門分野

循環器内科

専門医
  • 日本内科学会認定内科医
  • 日本内科学会総合内科専門医・内科指導医
  • 日本高血圧学会高血圧専門医・指導医

井関陽平

氏名

井関 陽平

役職

医長

専門分野

内分泌代謝内科

専門医

  


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氏名

早瀬 健人

役職

医員

専門分野

消化器内科

専門医

日本内科学会認定内科医


塚田剛

氏名

塚田 剛

役職

医員

専門分野

腎臓病

専門医

 


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氏名

古木 佐保里

役職

医員

専門分野

消化器内科

専門医

 


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氏名 岡屋 秀一
役職

医員

専門分野 一般内科
専門医

 


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氏名 井上 晃平
役職

医員

専門分野 腎臓内科
専門医  

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氏名 矢花 信亜
役職

医員

専門分野 内科
専門医

 

外来スケジュール

外来担当医表からご覧ください。

内科を受診される患者さんへ

茨城県西部メディカルセンター 内科では患者さんの診療情報を用いた研究を実施しております。この研究を実施することによる患者さんの新たな負担は一切ありません。また、患者さんのプライバシー保護については法令等を遵守して研究を行います。

本研究への利用を望まれない場合には、担当医師にご連絡ください。

<神経内科>

臨床研究「嚥下造影検査や嚥下内視鏡検査などの嚥下機能検査を用いた加齢や神経変性疾患が嚥下機能に及ぼす影響の評価」について [WORD形式/28.09KB]

 

  • 【ID】P-16
  • 【更新日】2024年11月5日
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