理事長挨拶

理事長 2018年10月に地方独立行政法人 茨城県西部医療機構が発足し、茨城県西部メディカルセンターおよび筑西診療所の運営を行うことになりました。多くの困難を乗り越え、県西総合病院と筑西市民病院の統合による茨城県西部メディカルセンター開院と筑西診療所開所に至ったのは、関係者の並々ならぬご尽力の賜物と感謝しております。なお、両病院のこれまで歩みと法人発足までの経緯に関しては「沿革」をご覧頂ければ幸いです。
 2015年に定められた新中核病院整備基本計画に記されているとおり、茨城県西部メディカルセンターは急性期中心の医療提供を行い、地域で2次救急医療を完結する事が重要な使命です。同時に、地域医療連携の拠点として予防医学を重視し地域医療支援病院をめざします。内科系は、臓器別ではない総合診療の体制をとり全人的に患者さんを診療します。地元医師会と密接に連携し「2人主治医制」を実践すると共に、大学病院や救命救急センターなどの高次医療機関とも密接に連携し、相互に必要な役割を果たします。当地域で唯一の災害拠点病院として、災害に強い病院を作ります。また、教育機能を重視し、職員の学習や研修を積極的に支援して人材育成に取り組みます。

 「筑西診療所」は、旧筑西市民病院所在地に設置される無床診療所で、主として訪問診療を行うと共に、訪問看護、訪問リハビリテーション、居宅介護支援、外来診療を行います。人々が、住み慣れた地域、住み慣れた住居で、なるべく長く過ごせる環境を整えることが、今後ますます重要になります。筑西診療所は地元医師会の先生方や茨城県西部メディカルセンターと共に地域包括ケアシステム充実のために活動してまいります。
 教育機能充実に関する新たな取り組みとして、茨城県西部メディカルセンターに「筑波大学附属病院・自治医科大学合同茨城県西部地域臨床教育センター」を設置し、両大学から複数の教員医師が配置されます。教員医師の配置により、医師数が増えると共に、医学生や研修医・専攻医の実習・研修環境が充実し、診療レベルの向上、研究活動や病院機能の活性化が期待されます。
 茨城県西部メディカルセンターは、その「理念」および「基本方針」に定められているとおり、健全で効率的な病院の経営に努め、地域の中核病院として患者中心の良質な医療を提供します。そのためには、医療機関各々の役割を市民各位に理解して頂き、病状に応じて適切な医療機関を選んで頂くことも重要と考えています。市民各位のご理解ご支援により、これまで私達が説明会等でお話ししてきたとおり、「病院づくり」が「地域医療づくり」につながり、更には「まちづくり」に発展することを切に願っています。


地方独立行政法人 茨城県西部医療機構
理事長 水谷 太郎

このページの内容に関するお問い合わせ先

西部メディカルセンター

〒308-0813 茨城県筑西市大塚555番地

電話番号:0296-24-9111(代表)

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  • 【ID】P-66
  • 【更新日】2018年10月16日
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